暗号資産(仮想通貨)を取引していると、自分が持っているコインの値段がどう動くか、気になりますよね。
中でも「ビットコイン(BTC)」は名前を聞いたことがある人も多いですが、「ステラルーメン(XLM)」(ステラ)という暗号資産は、まだあまり知られていないかもしれません。
ステラは、実は取引量がとても多いコインの一つで、日本でも注目されています。
取引量というのは、売買された金額や回数のことで、人気や利用されている度合いを表しています。
ステラは、ビットコインやイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)といった有名なコインに次ぐ人気を誇ることもあるんです。
この記事では、ステラの特徴や今後の可能性について、わかりやすく説明します。
暗号資産に詳しくない方でも理解できるように、難しい言葉の説明も入れながら解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
ステラルーメンとはなにか?特徴や可能性をわかりやすく解説
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ステラルーメン(XLM)は、「ステラ」というネットワークで使われる暗号資産(仮想通貨)の名前です。
このネットワークは、国際送金や決済をより速く、安く、便利にすることを目的に作られました。
ステラルーメンの魅力や可能性を、3つのトピックに分けてわかりやすく説明します!
大企業との提携で広がる可能性
ステラルーメンは、世界的な大企業と多く提携しています。
たとえば、IBMやデロイト、フランスのTEMPOといった企業です。
特にIBMは、ステラと一緒に「IBM Blockchain World Wire」という国際送金ネットワークを開発しました。これにより、国境を越えた送金がさらにスムーズになっています。
なぜこんなに多くの大企業がステラと手を組むのでしょうか?
その理由の一つは、ステラの送金スピードの速さや、手数料の安さにあります。これらの特徴は、海外送金をしたい人たちにとって、とても実用的だからです。
さらに、大企業との提携が発表されると、ステラルーメンの価格が変動しやすくなるのも特徴です。
提携のニュースが出たら、価格の動きに注意してみるといいでしょう。
IBM(アイ・ビー・エム)
IBM(International Business Machines)は、アメリカに本社を置く世界的なIT企業です。
1911年に創業され、現在はクラウドコンピューティング、人工知能(AI)、ブロックチェーンなど、最先端の技術を提供しています。
IBMは企業や政府のデジタル化をサポートし、特に大規模な国際プロジェクトに強いことで知られています。
ステラとの関係
IBMは、ステラの技術を活用して「IBM Blockchain World Wire」という国際送金ネットワークを開発しました。これにより、銀行間の国際送金を迅速かつ安価に行える仕組みが生まれました
デロイト(Deloitte)
デロイトは、世界トップクラスの「ビッグ4」と呼ばれる大手会計・コンサルティング会社の一つです。
1845年に創業され、現在は150カ国以上で事業を展開しています。
主な業務は、会計監査や税務アドバイス、経営戦略の提案などです。
大企業や政府機関を顧客とし、高度なコンサルティングサービスを提供しています。
ステラとの関係
デロイトは、ステラを利用した新しい送金ソリューションを支援しており、特に金融サービスの分野でその技術を応用しています。
迅速で低コストな送金システムに期待が寄せられています。
TEMPO(テンポ)
TEMPOは、フランスを拠点とする送金サービス会社です。
世界各地への送金を簡単かつ低コストで行える仕組みを提供しています。
特にヨーロッパと新興国の間での送金サービスに力を入れており、国際的な出稼ぎ労働者や中小企業が主要な顧客です。
ステラとの関係
TEMPOは、ステラのネットワークを活用して、銀行口座を持たない人々でも利用できる送金サービスを展開しています。
これにより、海外送金がさらに速く、手軽になっています。
これら3社は、それぞれの強みを生かしてステラと連携し、新しい国際送金の仕組みを作り上げています。
それぞれの企業がステラの技術をどのように活用しているかを見ると、ステラの実用性の高さがわかりますね。
リップルとの関係と価格安定の理由
ステラルーメンは、同じく国際送金に強い暗号資産「リップル(XRP)」と似た特徴を持っています。
そのため、リップルの価格が動くと、ステラルーメンの価格にも影響が出やすい傾向があります。
特に、リップルに関するトラブルや大きなニュースが出たときには、ステラルーメンの動きにも注目しましょう。
また、ステラルーメンの価値が安定している理由の一つに、「トークンバーン」という出来事があります。
これは、2019年にステラ開発財団が行ったもので、市場に出回るステラルーメンの数を減らすために一部を消したことを指します。
ステラ開発財団がトークンバーンを行った理由は、ステラルーメンの供給量が多すぎたからです。
市場に出回っている数が多いと、価値が下がりやすくなります。
たとえば、おもちゃが大量に作られて安く売られると、そのおもちゃの価値が下がるのと同じです。
これにより、希少性が高まり、価格が急上昇しました。
2017年には1枚あたり約1円だったステラルーメンが、2018年1月には約97円にまで値上がりしました。
その後も価格は安定しており、多くのトレーダーに信頼される通貨となっています。
東南アジアとイスラム圏での普及
ステラルーメンは、東南アジアやイスラム圏で特に注目されています。
東南アジアでは、多くの人が銀行口座を持っていません。
東南アジアで銀行口座を持たない理由は、収入の低さや銀行のアクセスの悪さ、身分証明書の不足、金融教育の欠如など、さまざまな要因が絡み合っています。
しかし、ステラルーメンのような暗号資産は、銀行口座がなくても利用できるため、こうした問題の解決に役立つ可能性があります。
そのため、出稼ぎ労働者が母国の家族に仕送りをする際に利用されることが増えています。
また、ステラはイスラム圏でも拡大を目指しています。
イスラムでは、「シャリア適合認証」という特別な認証がとても重要です。
これは、「投機的な取引をしていない」という証明で、ステラはこの認証を持っています。
このため、多くのイスラム教徒から信頼され、利用が広がっています。
ステラルーメンのまとめと将来性
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ステラルーメンは、これからも注目される暗号資産の一つと考えられます。
その理由は、大企業との提携や東南アジアなどの新興国での活用、そして実用性の高さにあります。
例えば、ステラは送金が速く手数料も安いので、海外送金や銀行を持たない人たちの生活を支える重要なツールとなっています。
特に、ステラを利用したサービスは、国際送金をより簡単にしており、今後さらに利用者が増える可能性があります。
また、ステラルーメンの価格は比較的安定していると言われていますが、リップル(XRP)の動きに影響されやすいという特徴があります。
リップルとステラは、どちらも国際送金に特化した暗号資産で、似た役割を持っています。
そのため、リップルの価格が大きく動いたとき、ステラルーメンの価格も連動して変化することがよくあります。
例えば、リップルに関するニュースやトラブルが起きた場合、ステラの価格にも影響が出る可能性があるため、注意が必要です。
さらに、ステラ開発財団がしっかりと運営を続けており、過去には「トークンバーン」という仕組みで市場に出回るステラルーメンの量を調整するなど、価格の安定を保つ努力をしてきました。
こうした取り組みは、投資家からの信頼を得る大きな要因となっています。
今後もステラルーメンは、送金や決済の分野でさらに実用性を高め、幅広い地域での普及が期待される暗号資産といえるでしょう。
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