みなさんは「ステラルーメン(XLM)」や「リップル(XRP)」という暗号資産(仮想通貨)を聞いたことがありますか?
どちらも送金やお金のやり取りを便利にするために作られたものですが、何がどう違うのかよくわからない人も多いかもしれません。
そこで、この記事ではステラルーメンがどんなものかを簡単に説明し、そのあとにリップルとの違いを解説していきます!
ステラルーメン(XLM)とは?
ステラルーメンは、ステラというブロックチェーンの中で使われるお金のようなものです。
このステラを作ったのは「ステラ財団」という団体で、目標は「お金のやり取りをもっと速く、安くすること」です。
たとえば、海外にいる家族にお金を送るとき、普通の銀行だと手数料が高くて時間もかかることがありますよね。
でも、ステラなら数秒で送金が終わり、かかるお金もほんの少し(0.00001XLM)だけなんです。
ステラルーメンの今までの動き
ステラルーメンは2014年に登場し、たくさんの人に使われるようになりました。
これまでの最高値は2021年5月で、1枚あたり約86円になったこともあります。
発行できるステラルーメンの数は最初1,050億枚と決まっていましたが、2019年にその半分以上を「燃やす(バーン)」という方法でなくしました。
今は全部で500億枚あり、そのうち300億枚はステラ財団が持っています。
リップル(XRP)とステラルーメンの違い
ここで気になるのがリップルとの違いですよね。
リップルとステラルーメンは、どちらも国際送金を便利にする目的を持っていますが、対象としているユーザー層が異なります。
- リップル(XRP)のターゲット
リップルは主に銀行や大手企業を対象にしています。
たとえば、銀行同士が海外に大金を送るとき、リップルを使うことで手数料を安くして時間を短縮できます。このように、リップルは「法人向けの暗号資産」と言えます。 - ステラルーメン(XLM)のターゲット
ステラルーメンは、個人が手軽に送金できることを目指しています。特に、銀行口座を持たない人や、小さな金額を送る場合に役立つ仕組みです。たとえば、家族が海外に住んでいるときに、数千円を送るのにも向いています。
歴史的なつながりがある
実は、ステラルーメンを作ったジェド・マケーレブという人は、もともとリップルを立ち上げたメンバーの一人でした。
彼がどうして新しいプロジェクトを始めたのか、その背景を簡単に説明します。
リップルの初期メンバーだったジェドは、「リップルの仕組みは素晴らしいけれど、銀行や大企業向けに特化しすぎている」と感じていました。
彼はもっと「一般の人たちや銀行口座を持たない人でも使えるシステムを作りたい」と考えたのです。
また、リップルの運営方針や企業色の強さに対して意見の違いもあったと言われています。
そこで、リップルを離れて、2014年にステラルーメンを立ち上げました。
ステラルーメンは、リップルと似た仕組みを持ちながらも、一般の人々や貧しい地域のために役立つことを目指して作られました。
このようなつながりから、ステラルーメンは「リップルの兄弟のようなプロジェクト」と考えられています。
価格が連動する理由のまとめ
リップルとステラルーメンは、目的や仕組みが似ているため、投資家たちから同じように見られることが多いです。
また、ステラルーメンを作った人がリップルの創業メンバーだったという歴史的な背景もあり、この2つの暗号資産は「兄弟のような存在」として考えられることがあります。
そのため、リップルが値上がりすると、ステラルーメンも注目されて価格が上がることがよくあるのです。
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